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『辛抱の時代』

 会員の皆様、平素は愛知県透析医会の活動にご理解ならびにご協力いただき、誠にありがとうございます。昨年の医会ニュースを書いてから、はや1年少々が過ぎました。昨年は緊急事態宣言がちょうど明けたところで、若干の気の緩みが出た時期でした。先々の不安はありながら、どこかで「来年の今頃には・・・」という楽観的な自分があったような気がします。そういう意味では、その時の心境を綴る日記を書くということは大切なんだと思います。もちろん、三日坊主の私は日記をつけていませんが。さて、1年後にあたる現在はどうかというと、緊急事態宣言は解除されたものの、東京を含む関東で患者数が増加し第4波が押し寄せてきています。愛知県はまだ落ち着いているとは言えますが、これまで東京のトレンドが数週間遅れてやってきたことを鑑みると不安材料満載です。ワクチン接種は進んでいるものの、今朝の新聞で再びワクチンが不足した状況とのこと。政府の右往左往ぶりを反映し、ますます不安が募るばかりです。しかし、このパンデミック下で悲観的なことばかり言ったり、考えたりしても何も状況は変わりません。こういう時代だからこそ、できることを地道に実行するべきと考えています。
 愛知県透析医会は、災害対策と診療報酬関連の情報共有の場として活動してきましたし、今後もこの2本柱は継続していきますが、まだしばらくは新型コロナウイルス感染症(これも一種の災害)に関しての活動が続きそうです。ほぼ毎月開催される定例会での情報共有ならびに意見交換を通じて、オール愛知で頑張ろうという気概を養っていきたいと思います。またベッドコントロールについては、医会は完全には機能を発揮していないのが現状ですが、名古屋大学腎臓内科を中心としたコアメンバー(多くの医会会員を含む)間の情報共有により、透析難民を極力減らすことができています。関わっている先生方ならびにスタッフに深く感謝申し上げます。
 昨年、愛知腎臓財団の事業の1つである透析患者の実態調査を行いました。その中で透析施設への通院状況も調査項目として挙げられました。本調査については県下ほぼ全ての透析施設よりご回答いただき、18,000名以上の患者情報を得ることができました。詳細は日本透析会誌に掲載されておりますが(透析会誌54(2):77〜88,2021)、40%以上で施設送迎が実施されていることがわかりました。本調査は災害対策にも役立てていく予定ですが、今年も同じ内容で調査中です。コロナ禍で愛知県の透析事情がどのように変化したかも見ることができると考えております。  今年も引き続き、愛知県透析医会の活動にご協力ならびにご支援いただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。(令和3年7月5日)

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